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イケないキミに白い林檎を
第6章 反覆

「樹さん……」


やばい……。

すでに次の待ち合わせの時間になっていたようで樹さんがやって来た。

警戒し合うソラ先輩と樹さん。


「この前、乙羽さんを連れて行こうとしたやつじゃ……。なんで……」


「あ…、えっと……これは……」


樹さんを友達と言うには年の差がある。

バイト先の上司って言って誤魔化した方がいいかな……。


なんと説明しようか戸惑っていると樹さんは私の腰に手を回して抱き寄せた。


「僕の大切な女に手を出さないでもらえますか」


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