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イケないキミに白い林檎を
第11章 片想い

「セフレにはならない。……別れるまで待つことにする」

「はあ……。いつ別れられるか分かんねえのに?……でもヤらせてくれたらいいこと教えてやる」


「いいこと?」

「おまえにとっては嬉しいことだよ」


「悪いけど、今は生理だからエッチできない」

本当は生理ではないけど、ショーツにナプキンを付けてきた。
断る理由を作るための単純な工作。

「だったら、口でするくらいはできんだろ。……風子はオレのこと好きなんだろ?」

…………。


こくんと小さく頷いて、大きくなっているモノを徐々に手で握って口に含む。
舌を使ったり、吸ったりするけど前のように官能的にできなかった。


「……いつもより下手なんじゃねえの」

容赦なく指摘されて、向かない気持ちを無理矢理押し殺して続ける。


「…………」

終われ……、終われ……

早く終わって欲しい……――



「もういい。……おまえは何に縛られてんだ?」

「――……!」

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