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イケないキミに白い林檎を
第13章 秘密の行為

「悪いね、風子ちゃん。莉乃のこと頼むわ」

「はい。分かりました」

海田先輩にお願いされて返事をすると、莉乃さんにガンを飛ばされて身がすくむ。


本当に大丈夫かな……。


少し不安になりながらも余興の練習に取り組んだ。


その後、息抜きに外へと出掛ける。

辺りを散歩してコテージの前に戻ると、大地くんが水鉄砲を持ってきて海田先輩に向かって発射した。


「くらえー!エスカルゴを侮辱した怒りが詰まったビーム」

「うおっ!大地めー!やりやがったな」

秋で肌寒いのに、関係なく水遊びをする大地くんと海田先輩。


子供のようにはしゃぐ彼等をソラ先輩と離れたところから見守った。

「二人とも、風邪引いても知らないぞー」


「おまえがな!!」

「あははっ。ソラ先輩どんまい」


水を掛けられたソラ先輩を見て腹を抱えて笑っていると、私の方にも水が飛んでくる。

鎖骨から胸のあたりが冷たく濡れた。


「風子ちゃん、ごめーん。わざと当てたけど、おっぱいは狙ってなかったから許して」


「もう!大地くん!」


怒った私は一緒になって水遊びを楽しんだけど、服が水浸しになり着替える羽目になった。

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