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イケないキミに白い林檎を
第13章 秘密の行為

消えた服と下着が床の上に置いてあった。しかもブラジャーが広げられて一番上にのっている。

「いやー!見ないで!」


「こんな所に下着を置いてアピールだなんて、男にでも飢えてるの?
僕はお姉ちゃんので見慣れてるから平気だけど」


「置いたのは私じゃないし、そういう問題じゃないから」

「黒とか大人っぽいの付けてるんだ~」

辺りを警戒しながら、ブラジャーとパンツを服の下に隠した。


「恥ずかしいからやめて。……他の人に見られてないよね?」

「多分。海ちゃんは騒ぐだろうけど、ソラくんは優しいから見ても黙ってるでしょ」


「優しいのは優しいけど、大地くんはソラ先輩の本性を知って言ってるの?あの人、本当は大魔お……」

「乙羽さーん。呼んだ?」

言い切る前にひょっこりと現れるブラックな笑顔をしたソラ先輩。

やはり、二重人格である。


「ひっ!なっ、何でもないです。でも、さっきなくなった着替えが見つかりました」


「見つかったなら良かった。でも誰がこんな事をしたんだろうね」

ソラ先輩は犯人が誰なのか分かっているように言った。

一連の流れから私もやっと勘づき、不安になってくる。


ここまでするなんて信じたくないけど……

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