この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イケないキミに白い林檎を
第13章 秘密の行為

「海田先輩とは全然そう言うのないですよ。ただの先輩です」


「でも仲良いんでしょ?」

「普通です。でも男として意識していませんし、狙ってすらいません」


「絶対に狙わない?」

「男女の仲になることは神に誓って絶対にないし、悪いですけど海田先輩は私のタイプじゃありませんので」


断言すると不安でいっぱいだった莉乃さんの顔が解れていき、やっと口角が上がった。


「……よかったぁ。悠馬の高校の時の後輩が、どんな女の子なのかなってめっちゃ心配だったから」

「そうだったんですね。……彼氏の知り合いの女の子って気になりますよね」


「じゃあ、風子ちゃんも彼氏いるの!?男と泊まること怒られたりしなかった?」

彼氏か……


「一緒だから、何とも……」

「え!?まさかあのエスカルゴの人?」

「いやいや。大地くんはただの友達ですだから」


「あはは、冗談よ。余興でピアノを弾く、穏やかな人でしょ?風子ちゃんのことをよく見てるから好きなのかなって思ってた」


普段からソラ先輩の好意は伝わってくるけど、改めて他人から言われると照れ臭くなる。


「美男美女って感じでお似合いよね」

「私は美女じゃないですし、彼に釣り合わないですよ」


「ううん、そんなことない。隣に並んでるところ見てたらピッタリだなって思ったの」

………………。

そんな風に見えるんだ……。

訳ありで期間限定のカップルなのに。

純粋な目をして褒めてくれる莉乃さんを前に心が苦しくなった。


/894ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ