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イケないキミに白い林檎を
第13章 秘密の行為
その後、莉乃さんと話をしていくうちに気が合うことが分かって友達になれた。
海田先輩とも仲直りして莉乃さん達はラブラブカップルに戻り、漸く平和が訪れる。
そして、あっという間に訪れる夜。
二階は女、一階は男で寝ることになった。
ガールズトークに花を咲かせてから寝床に就く。
少し眠ってから目を覚ますと、隣のベッドに寝ていたはずの莉乃さんがいなかった。
その代わりに、壁の向こう側から何やら物音が聞こえくる。
隣の部屋のドアの前に行って少し開けてみると、電気はついていなかった。
「――――やっぱり、だめっ……、風子ちゃんのこと起こしちゃう」
莉乃さんの声だ。
どうして私のことを気にしているんだろう………?
寝起きの働かない頭で考える。
「悠馬、だめだってばっ……はぁあんっ!」
「寝てるんだから大丈夫だ、……っ」
二人の会話で目が覚めて、じっと覗いてみると月明りだけの薄暗い中、交じり合っている二人の姿が見えた。