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イケないキミに白い林檎を
第13章 秘密の行為
「うわあっ!!どどど…どういう事!?」
向こうから突然大声が聞こえて来てビクッとする。
ドアの方を見ると大地くんが顔を真っ青にして立っていた。
寝ている振りをして気付いていないようにする私と、大地くんの張り上げた声で目を覚ますソラ先輩。
「んっ……、おはよう」
「う…、あ…、ソラくんが夜這いなんて……!うわああー!」
大声を出しながら大地くんはどこかへバタバタと走り去って行った。
この関係を知られて顔が蒸されるように熱くなる。
口の軽い大地くんにバレたら噂があっという間に広まってしまうことだろう。
三ヵ月だけのこの関係。
もうすぐ私に振られると言うのに。
ソラ先輩にとったらデメリットだらけだ。
「昨晩は途中で寝ちゃってすみませんでした。私ばかりしてもらっちゃって……」
「いいよ……、楽しかったし。いきなりだったから準備してなかった」
「なるほど」
コンドームがなかったってことか。
「それに……」