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イケないキミに白い林檎を
第14章 それぞれの愛

「どこが?最後まではしてないけど、今まで乙羽さんにそういう事したでしょ」


「でもソラ先輩は他の男みたいにガツガツしてなかったから。誘われてびっくりしちゃいました」


「……なんだそれ」


あれ……。
この違和感は何だろう。
内に冷たいものを秘めている感じがする。


「つまり俺と行くのは嫌ってこと?」


「ちっ、違います。そのままの意味であって……」

「じゃあさっさと行こうよ」


どことなく不安になりながらも、ホテルまで黙ってついて行く。


小綺麗な部屋に入ると、ソラ先輩がネクタイを外して襟元を緩めた。

私をベッドにそっと押し倒してから、ドレスの上から胸を愛撫し、秘芯を指で弄り快感を与えてくる。

乱れる私を眺める冷ややかな目。

それは以前に見た事があるものだった。


「っ……、やっぱり怒っていたりします?」

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