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イケないキミに白い林檎を
第14章 それぞれの愛
「くしゅんっ!……すみません」
「散歩して寒かっただろ。先にお風呂に入ってきたら?」
「あっ、はい」
一緒に入らないんだ……。
そこまでラブラブじゃないから普通か。
手首を縛っていたネクタイを解かれて浴室に行く。
シャワーを浴びながら自分の唇に触れた。
キスの違いをここで感じた。
久しぶりにした颯太とのキス。
求められたのに突き放してしまった。
玲亜さんと別れて復縁したら、前のようにすることができるんだろうか。
ソラ先輩のせいで分からなくなっている。