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イケないキミに白い林檎を
第18章 イケナイキミに捧ぐ✕
でも喜べたのは一瞬で、この前の女の子がまた一緒に歩いていて落胆する。
女友達?
成人式がきっかけで新しくできた彼女?
まさか私に内緒で付き合っていた浮気相手とか……。
視線を送っているのをバレないように、チラッと見て過ぎ去ろうとした時。
その女の子と目が合い、私を指差して笑った。
自意識過剰なのかと疑ってみるけど、周りに指を差すような変わった建物はない。
何か付いてるかと思って鏡を見てもおかしいところはない。
知らない人なのに、なぜ笑われないといけないんだろう。
身長が高くすらりとしていて、ゆるい巻き髪をした女の子。
トレンドを抑えている服装でお洒落で可愛い。
笑われたのも気になるけど、それ以上にソラ先輩との関係が気になる。