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イケないキミに白い林檎を
第18章 イケナイキミに捧ぐ✕

思い切ってスマホからメッセージを送って聞いてみようかな……。

でもただの友達だったら勘違いされて迷惑だろうし……。

結婚式の余興も終わり、颯太も実家に戻った。
見事に話し掛ける用事が消え去って、きっかけが見つからない。

結局、遠くから見ていることしかできなかった。



しょんぼりした気持ちを秘めながら学校に向かう。

ロッカーに教科書を取りに行くと、同じサークルに入った女友達に会った。


「風子どうしたの!?なんか冬休み明けてから雰囲気変わったね!」


「え……?私は何も変わってないよ」


「ううん。なんか前より綺麗になってるから!」


ソラ先輩を意識してから普段より服装や化粧に気を使っているけど、そこまで変りがあるだろうか……。
疑いはするも、頑張りを認めて貰えたようでお世辞でも嬉しかった。


「あ、今日の飲み会に風子も行くでしょ?」


「飲み会?サークルの?」

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