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イケないキミに白い林檎を
第18章 イケナイキミに捧ぐ✕
「……挿れるよ?」
「はい。……ください」
やっと貰えるんだ……。
ずっと……、ずっと欲しかったソラ先輩のモノが……。
「いっ、……痛ッ!」
「ごめん。大丈夫?」
男を容易く受け入れてきた蜜壺にヒリヒリと痛みが走る。
「すみません。ソラ先輩と付き合ってからしてなかったので、きつくなったのかもしれません」
「ふっ、やっぱり乙羽さんはいい子だね。じゃあ、ゆっくり…、ゆっくり挿れてくから……」
「はい……。お願いします……っ」
人生で初めてセックスした時と同じ苦痛。
でもあの快感を知っているから乗り越えたくなる。
痛みを訴えては宥められるのを繰り返して少しずつ繋がっていく。
大切にしてくれるソラ先輩の優しさが痛みを少しずつ和らげていってくれた。
漸くした後、涙を拭ってもらえて気付く。