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イケないキミに白い林檎を
第18章 イケナイキミに捧ぐ✕

「そのおかげで今すごく幸せです。今日この気持ちを伝えなかったら、死ぬほど後悔していたかもしれません」

「今回振られてもまた機会を狙って捕まえにいくつもりだったよ。恋愛はタイミングも重要だと思うし」

「っ……。振られたら二度と関わらないって言ってたじゃないですか」


「俺は乙羽さんには執拗いからね」

「そうでしたね。でも執拗くて良かったです」


ぐうう……

飲み会であまり食べていなかったせいでお腹が鳴った。ムードが台無しである。


「すみません。夜遅い時間なのにお腹空いちゃいました……」

「ははっ。運動したからお腹が空いたのかな。何か食べれそうなの物あるか見てみるね」


着替えてから、一緒に台所に行って冷蔵庫を開ける。
中を見ると緑色のおかずだらけだった。


「……なんですかこれ」

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