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イケないキミに白い林檎を
第18章 イケナイキミに捧ぐ✕
「もちろんどうぞ」
ラッピングを外すと有名ブランドのロゴが見えて、触れる手に緊張が走る。
化粧箱の中身を見るとハートのネックレスが入っていた。
ピンクゴールドで小さな宝石が埋め込まれている。
「これって……――」
「どっ…、どうしたの?」
「ダイヤモンドと言うものですか?ここのキラキラの宝石です」
「あっ、ああ……。買う時に書いてあったからそうじゃないかな」
「ダイヤモンド……。実物を見るのは初めてです」
いくらしたんだろう。高かったんだろうな……。
「気に入って貰えた?」
「はい、すごく。こんな感じのネックレスが欲しかったので嬉しいです」
「本当はクリスマスイブに渡したかったんだけど、渡せなかったから……。……つけてあげるよ」
「いいんですか!?お願いします」