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イケないキミに白い林檎を
第19章 もっとたくさん教えて…

「怪しい名前が箱に書いてあると思えば、乙羽さんはこんな玩具を使ってひとりでしてたんだ。男と買いに行ったの?」


「ネットショッピングで買いました。でもこれを使ってもひとりじゃイケなくて……」

「あんなに敏感なのに?」

「くすぐったいというか……。機械にされてる感じがして嫌なんです。前にこう言う物を使ってして貰った時は――――」

しまったと気付いて止めた。
他の男としたことを彼氏に話すなんて私はデリカシーがなかった。


「してもらった?……へえ、結局他の男が関係していたんだ」

異様ににっこりとした笑みで私を蔑むソラ先輩。
両想いになった後、優しい一面場ばかり見ていたから久しぶりに出た大魔王モードに背筋がゾクッとする。


「ごっ…、ごめんなさい。つい口が滑っただけで悪気はないんです……ひゃっ!」

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