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イケないキミに白い林檎を
第19章 もっとたくさん教えて…
あれ……?
一瞬だけ眉をひそめられた気がする。
「私では無理ですか……?」
なんだろう、この違和感……。
触れてはいけないものに触れてしまったような感じがして胸の内がざわざわする。
「いっ、いや。そんなことないよ。俺は乙羽さんで満足してるから」
気のせいなのかな……。
肩まで布団を掛けられると、ついに眠りに落ちてしまった。
ひとりでこのベッドに眠る時よりも温かくて、安らぎを感じる。目を開けてからもそれが続く。
「すみません……。私、寝てましたか?」
「まだ起きなくてもいいよ。寝顔見てるの癒されるから」
寝ている間、隣で顔をずっと見られていたなんて恥ずかしすぎる。よだれを垂らしていないか不安になって口元を拭いた。
「いえ、体力が回復したので起きます」
「そうか。回復したなら、お仕置きの続きをする?」