この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イケないキミに白い林檎を
第20章 ふたりの嫉妬と秘密の関係

様子を見に行こうとしていた土曜日。
颯太の実家にソラ先輩とお邪魔して、部屋のドアをノックする。

少し経ってから、気怠そうな顔をした颯太がドアを開けてくれた。

寝癖のついた髪、剃られていない髭。
付き合っていた頃よりもだらしなさを感じた。

「なんだ塑羅緒か。……っておまけ付きか」

散々会いたいと言っていたくせに、私をおまけ扱いにするとは失礼な元カレだ。


カーテンを閉めたままの薄暗い部屋。
雑誌、紙くず、お菓子の空箱が散乱している。
テーブルの上にある灰皿には、相変わらず煙草の吸殻が山盛りになっていた。

実家に戻っても颯太の部屋は汚いままだった。


「こんな所にこもってると健康に悪いんじゃない?せめてカーテンを開けて太陽の光を浴びないと」

他人の健康を指摘する前に、ソラ先輩は自分の食生活を考え直した方がいいのでは……っとつっこみたかったけど黙っていた。

「オレは植物じゃねえから、カーテンを開けなくても生きていけるんだよ」

「そっか。仕事休んでるみたいだけど、体調でも悪いの?」

/894ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ