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イケないキミに白い林檎を
第20章 ふたりの嫉妬と秘密の関係
素直に白状すると小さな溜め息を吐かれた。
彼女になってから颯太と触れ合う様を何度も見られてきたから呆れられるのも当然だ。
「二人で出掛けるのはいいって言ったけど、こんなお土産をもらうのは許してないんだけどな」
「ごめんなさい。……でも神に誓ってエッチはしてないです。このキスマークと触られただけですので」
「触られた?」
一文字ずつ強調して読む言い方をしたソラ先輩は顔をしかめていた。
事実を言ったまででもオブラートに包んで話せばここまで怒らせることはなかったのかな。
どんな風に謝罪をすれば機嫌を直してもらえるか考えていたら、いきなり上着を捲り上げられ脱がされた。
「きゃっ!なっ、なにするんですか」