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イケないキミに白い林檎を
第20章 ふたりの嫉妬と秘密の関係
上着だけではなく下着まで奪ったソラ先輩は裸の状態の私を冷たい目で見下ろす。
「お風呂に行くよ」
「私がシャワーを浴びてくれば許してくれるんですか」
赤くなるまでキスされたこの太腿を洗いさえすれば……。
「違う。俺が乙羽さんを洗うんだよ。颯太に触られたところを綺麗にしないと気が済まない。……文句は受け付けないから」
「分かりました……」
エッチはしていても誰かとお風呂に入るのは初めてで。
緊張しながら浴室へ行って扉を開けた。
真っ先に目に入ったのは二人で余裕に入れるほど広い白い浴槽。しかもジェットバス。
普段入ることができない風呂にテンションが上がる。
「豪華なお風呂ですね!しかも入浴剤までありますよ。泡風呂やってみたかったので入りたいです」
「いいけど、その前に――」