この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イケないキミに白い林檎を
第21章 愛するキミと見えない報復を

「なんでもいいから飯を頼む」

「はいはい。ちょっと待ってて」


私がいない時の二人の会話が新鮮で聞き耳を立てる。

お互い見えないところではなんだかんだ言ってるけど、相変わらず仲が良いようで安心した。


その後、暫く沈黙が続いてから懐かしい煙草の匂いとカレーのスパイシーな香りがこのダンボールの中まで漂ってくる。
閉ざされているせいで、胸の谷間に汗が滲むほど暑くなり襟元を引っ張って扇いだ。


「――なんだこのカレーは……。不器用にも程があんだろ」

でた……。本人のやる気を削ぐような言い方。
颯太はストレートな物言いをするから、私はこれを恐れていた。


「ははっ……。俺は失敗作の人間だから、不器用なのは仕方ないんだ」

「ガキの頃に言われたことをまだ引きずってんのか。今は立派な大学に行ったんだからジジイも文句言わねえだろ」

/894ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ