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イケないキミに白い林檎を
第21章 愛するキミと見えない報復を
「欲しがってくる乙羽さんもすごく可愛いね…。でもこれ以上声を上げると気付かれるんじゃない?」
「でもっ……、んっ…、っ…、あッ…」
「ここがイイところなの?」
少し角度を変えて挿入された時に高い声が漏れた。
集中的にそこを刺激されて気持ち良さと共に足がガクガクと震えてくる。
「ふぅう……」
この体位も好きなのに体がついていかない……。
「大丈夫?立ってやるのはここまでだね」
見兼ねたソラ先輩にベッドに戻され、正常位で突かれるとすぐに強い波が押し寄せてきた。背中に回す腕に力が入る。
「いっ…、…く…っ、あぁっ」
快感に耐えきれなくなった私は達し、喜悦な声をまた不意に発してしまう。
聞こえてしまうくらいの声量で、今までしていた我慢は水の泡となる。
締め付けてからすぐにソラ先輩も達した。
私をぎゅっと抱き締めて、静かに熱を放出する。
好きっ……。
颯太を不幸な気持ちにしたくないけど諦めも見えていた。
このままバレるのもいいのかな……――
疲れきっているソラ先輩にちゅっと短いキスをすると、足音が聞こえてきて部屋のドアが開いた。
「おい。なにやってんだ?」