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イケないキミに白い林檎を
第22章 Reminiscence

事件が起きる当日。

「午後六時に分かれ道の近くにある橋にきて。そこで待ってるから」
この日は燈也さんと遊ぶ約束をしていた。

部活が終わって会いにいく前、ソラ先輩はボールの片付けを頼まれて学校を出るのを遅れてしまう。

元々、遊ぶ時に遅れて行くことが多かったから今回も許して貰えるだろうと思っていた。


待ち合わせ場所に着いたのは六時五分。

橋の上に行った時は燈也さんが同じ私立中の三人組に囲まれて欄干の向こうに立っていた。

その場に着いたソラ先輩とほんの一瞬だけ目が合った後、燈也さんは橋から飛び降りて自ら命を絶った。

* * *


「その後、急いで燈也のところに向かったんだ。血だらけになっている彼を起こしたら、体がどんどん冷たくなっていって硬直していくところでね。血を見るとあの瞬間を思い出して怖くなるんだ」

「…………」

聞いてるだけで何も言えなかった。
それと同時に容易に聞き出そうとした自分が浅はかに思えた。

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