この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イケないキミに白い林檎を
第22章 Reminiscence
この後、家に帰ろうかと思ったけどお持ち帰りされた私。
マンションに戻ってから、ソラ先輩に晩御飯を振舞われることになった。
颯太に手作りカレーをご馳走した時、散々言われていたけど意欲はなくならなかったようで。
ツッコミどころ満載カレーの次はどうなるのか不安になりながら、椅子に座ってできあがりを待った。
台所から漂ってくる匂いを嗅ぐと、今日はどうやらミルク系の料理のようだ。
「おまたせ。我ながら傑作だと思う」
それはそうだ。
レシピ通りに作れば不味くなるはずがない。
テーブルにそっとお皿が置かれて、何の料理か心配しながら見るとシチューだった。
でもそれに目を疑う。