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イケないキミに白い林檎を
第23章 溺れた小悪魔と禁断の夜
でも新しい職場になって出会いもあっただろうし、社交辞令に決まってる。
女運がある人だから美人と出会っていい思いをしているに違いない。
「私は今日はツイてないかな」
「オレが傘を持ってきたんだからラッキーだろ。なぁ……――」
体が触れそうなくらいに近くでじーっと見つめられて逃げたくなる。
「なっ…、なに?」
「ブラジャーが透けて見えるぞ。またピンクの付けてんのか」
胸元を見てみると本当に透けていた。
キャミソールとブラウスを白で合わせたのが間違いだった。
しかもかなり濡れたせいでピッチリと体に張り付いている。
「そんなに見ないでよ。相変わらずスケベなんだから」
「見せるような服を着てる方が悪いんだ。駅に行くならこの傘に入っていけば?一緒に歩いた方が一人でいるより目立たねえだろ」
「うっ……。それはそうだけど……」