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第23章 溺れた小悪魔と禁断の夜

すると無地の黒い箱だけ現れる。
その蓋を開けると、アクセサリーを梱包するくらいの小さな箱が入っていた。

アクセサリーなんて持っていたんだ……。


どうしても気になって中身を見てみるとシルバーのバーネックレスが入っていた。


でもこれを付けているところを一度も見たことがない。

防錆紙まで入れていて大事そうに保管されているということは、誰かからのプレゼント……？

きっと仲の良い友達か燈也さんから誕生日プレゼントとしてもらったんだろう。


ネックレスをしまうために箱を取り出すと、その下にあった物を見て衝撃を受ける。


なに……、これ……？

浮かれていた気持ちが一瞬にして凍り付いてサァーッと血の気が引いた。