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イケないキミに白い林檎を
第23章 溺れた小悪魔と禁断の夜

その後は意識がなくなり、起きた時には布団に包まれていて誰かに腕枕をしてもらっていた。

落ち着く温もりと腰に手が添えられていたことから誰に抱かれて眠っていたか判断できる。
嬉しくなって、起こさないように頬擦りをして甘えた。


それにしても頭はズキッと痛くて、なぜここで寝ることになったのか覚えていない。
しかも裸になっていた。

起き上がって状況を確認するとソラ先輩の隣にはボクサーパンツ姿の颯太が転がっている。
どうやら三人で同じベッドに寝て一晩を過ごしたようだ。


寒気がして、くしゃみをした後にティッシュを使う。
鼻をかんでから捨てるためにゴミ箱の中を覗くと、一瞬にして眠気が吹き飛んで青ざめた。

開封した跡のあるコンドームの袋が二つ捨てられている。


まさか……、三人でプレイしたとか……?

それが違うならどちらと体を交えたのか。

私は早朝から気が気じゃなかった。

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