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イケないキミに白い林檎を
第24章 初恋の人

他意なく喜んでいる笑顔を私に見せてきて、チクリと胸が痛む。


「今日はですね、お菓子を作ってきたんですよ。スコーンって言う物なんですけどおやつに食べて下さい」

隠している物をこそこそと見ている罪悪感を隠すために、空笑いをしながらハート柄の袋でラッピングしたスコーンを渡した。


「ありがとう。こういう事してくれるってことは、俺のことを少しでも想ってくれてるんだよね」

「えっ……。当たり前じゃないですか」

「この頃、乙羽さんは元気がなかったし、心ここにあらずって感じで。はっきり言って心配してた」


表には出さないようにしていたけど、鬱屈さが伝わっていたようで隠し続ける限界を感じた。

このまま素っ気ない態度をとっていたらいつかソラ先輩に愛想を尽かされてしまいそうで怖い。

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