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イケないキミに白い林檎を
第25章 純愛青春は淫らな戯れへ

翌日、社会人の海田先輩を除いた三人でまた高校へ行った。
先生に頼まれていた在校生に大学生活と受験勉強のアドバイスをするため。

本当は大地くんが話すはずだったらしいけど、元生徒会長の方がためになるからとソラ先輩に面倒な役割を押し付けていた。


在校生が集まっていた多目的ホールに通されると一気に視線を集める卒業生の私達。
っというよりも視線を集めていたのは私と大地くんではない。


「あはは、ソラくんは女子からモテモテだね。彼氏を奪われないようにしっかり見張らないとじゃない?」

ニヤニヤした大地くんが私をからかって余計な心配をさせてくる。
若さには勝てないけど、奪われない自信ならあるから全く動じない。


生徒の前に立って話し始めるソラ先輩を安心しながら見ていると、先生にこそっと話し掛けられた。


「二人はどうします?何か一言でも喋っていきますか」

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