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イケないキミに白い林檎を
第25章 純愛青春は淫らな戯れへ
「私はソラ先輩の付き添いAなので遠慮しておきます」
「僕はその付き添いBなので最後まで見物してまーす」
すべて丸投げである。
話を終えてから、在校生の質問にスムーズに答えていくソラ先輩を見守った。
客観的に見てもいい先輩だと分かって惚れ惚れしてしまう。
人前に出るのが苦手な大地くんだったらどうなっていたんだろうっと思うと、この人選は間違っていない。
卒業生の話を聞く会が終わり、校長室に来るように言われて三人で向かう。
「いやいやー、さっきの演説は立派だったよ。やっぱり僕が出る幕ではなかったね」
「俺は大地がみんなの前で何かやらかす姿を見て笑いたかったけどな」
「ええー!?それはないよー。風子ちゃんはこんな感じにソラくんに意地悪されてない?」