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イケないキミに白い林檎を
第4章 独占
「私がどこに行こうと関係ないじゃないですか。それに颯太は出張でいませんので。ひとりでパワースポットまで冒険中です」
「そうなんだ。じゃあ、乙羽さんの冒険の仲間になろうかな」
「ならなくていいです」
「ついて行くだけならデートにならないと思うけど」
「それじゃ、ただのストーカーです」
「いいじゃん。何かあった時、ナイトになるストーカーなら」
どんな屁理屈。
彼氏がいるからナイトなんていらない。
それに滅多に何かなんて起きない。
突っ込むのが面倒になってきてどうでもよくなった。
後輩を尾行するなんてどれだけ暇を持て余しているのやら。
もう勝手にすればいい。
さっさとパワースポットに行って帰ろう。