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イケないキミに白い林檎を
第27章 禁じられた快楽
授業での会話がきっかけだったのか、それから榎森くんが私を見かける度に話し掛けてくるようになる。
この状況をソラ先輩に見つかったら不安にさせてしまいそう。
だからと言って榎森くんを避けるわけにはいかない。
一緒に課題を進めていかなくてはならないし、ただの同級生なんだから関わるなと言うのもおかしい。
さっさと発表して課題を終えたいな……。
廊下にある自販機にお金を入れてミルクティーを買おうとボタンを押す。
うっかりして隣のボタンを押してしまいブラックコーヒーが出てきた。
甘さが感じないブラックは苦手で飲めないからテンションが下がる。
「うわっ、間違えた……」
「あはは。乙羽さんってドジなところもあるんですね」