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イケないキミに白い林檎を
第27章 禁じられた快楽

「はい。います」

付き合って一年目の記念にもらったペアリング。

まだサイズ直しをしていなくてピッタリじゃないから抜けやすいけど、ソラ先輩の存在を感じていたくてつけていた。


「ふーん。同じ大学の人?」

「大学は違いますけど、中学と高校は同じ先輩です」


知っている人かもしれないから教えて欲しいと言われて答えると知っていたみたいで頷かれた。

「あの生徒会長と付き合ってるのかー!ひとりで生徒会活動を頑張ってた人ですよね。
校則を変えるなんてやり過ぎだと思うし、あんなに必死になることないんじゃないかって思ってたけど」


なにそれ……。

誰も何もしようとしないからソラ先輩がいい方向に変えようと頑張っていたのに。

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