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イケないキミに白い林檎を
第27章 禁じられた快楽
他人をここまで拒否する生活はしたことがない。
寧ろひとりぼっちになりたくなくて、寂しさを埋めてくれるのなら傍にいてくれる人が誰でも良かった。
しかも付き合ってもいない男と躊躇なく体を重ねて、好きでもない人と触れ合っていた。
そんな経験をしてきた私がこうなってしまうとは予想外で驚いている。
「でもこのままではいけないと思ってます。他人はともかく、ソラ先輩に触れることができないのはとてもつらいです」
「乙羽さんをここまで傷付けた人を俺は許せないよ」
「正直言うと私も相手を憎む気持ちがあります。だけど、憎み続けて過去から抜け出せないでいるよりも前に向かって進むことにこれからの時間を使いたいです」