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イケないキミに白い林檎を
第29章 in flore

朝ご飯を食べ終えて、今日の占いコーナーを見てから玄関へ向かう。

自分の星座の運勢は最下位で当たっているように思えた。


「待って、風子ちゃん。お弁当を忘れてるわ。あ……、床に置くわね」

お母さんが手渡そうとしたお弁当袋を床に置く前に受け取るつもりで手を伸ばしてみた。

少しでも進歩できるように頑張ってみるけれど、触れようとする寸前で無意識にストップが掛かり怖くなって引っ込めてしまう。

それでもお母さんはにっこりと笑みを浮かべてお弁当袋を床に置いてくれた。


フラッシュバックしてからいつもこうやって私に気を遣ってくれるけどその度に心が苦しくなる。

「……ありがとう、お母さん。行ってきます」


優しくしてくれるお母さんに精一杯の笑顔を向けてから玄関の外へ出る。


今日は一段と冷たい秋風が吹いていて、もっと温かい格好をしてくればよかったと思った。

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