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イケないキミに白い林檎を
第30章 林檎の花
背中に温もりを感じて肩の力がすぅっと抜けていく。
ずっと触れていて欲しい。
自分の体がそう感じているからこの人は本当に私の彼氏なんだろう。
少し休もうと言われて男の家に連れて行かれるとベッドの上に座らせられた。
このまま何かされるのかと思ったけど、男は俯いて私の隣に座っているだけで触れてくる様子がない。
時々咳をするから元気がないのか、私から触れてくるのを待っているのだろうか。
「エッチしないんですか……?」
太腿に手を置いて顔を覗き込んでみると手首を掴まれて押し倒された。
急に襲われて驚いたけど、ブラウスのボタンを胸の下まで外されても黙って受け入れる。
「触ってるのになんで嫌がらないんだよ……」