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イケないキミに白い林檎を
第30章 林檎の花
課題さえ終われば女の子から睨まれることもなくなるはず。
睨まれることに悩みつつ、ソファに座っているとソラ先輩が視線を向けてくる。
「元気がないみたいだから、癒してあげようか。いつものようにおいで」
背を向けて背後から抱き締めてもらうのが恒例のスキンシップになっていた。
両手を広げて待っているソラ先輩に正面を向いたまま近付いて首を横に振る。
「今日こそは先に進みたいです」
「焦らずゆっくりでいいんだよ。人生は長いんだから」
「おばあちゃんになるまでキスやセックスができないのは嫌です……」
「それじゃあ、無理しない程度に頑張ってみて」