この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イケないキミに白い林檎を
第30章 林檎の花
「ははっ、どうだろうね」
「教えてくれたっていいじゃないですか。相変わらず意地悪なんですから」
「誰が意地悪だって?今晩は激しくして欲しいの?」
「ひいっ。なんでもないです」
でもソラ先輩にならどんな意地悪をされてもいい。
こうやって誤魔化す時はちゃんと考えてくれているから……。
他愛のない話をしながらドライブと観光を楽しんだ後、予約していたリゾートホテルへ向かった。
通された部屋は落ち着いた雰囲気の広い洋室。
部屋を一通り見て胸を躍らせながらも少し緊張していた。
今日はこどもの日。
ソラ先輩に喜んでもらえるだろうか……。
温泉と豪華な晩御飯を楽しんだ後、私はドキドキしながらある計画を実行した。