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日は昇り、日は沈む
第3章 ひなた村事情2
俺はなんとしてもこの村を守る!

タカオは心に強く誓い、立て看板を高く掲げた。

「撮影禁止!」

「イェーい、撮影禁止!撮影禁止!撮影禁止!」

手に手にプラカードを掲げ、一致団結した村民が声を揃える。

そんな中、一人新聞に目を凝らしていた空男が頭を掻きながら口を開いた。

「ちょっとこれ、おかしくないか?」

「空男さん、どうかした?」

フミが新聞を覗き込んだ。

「どこがおかしいの?」

タカオもマサ爺も、皆と同様に新聞を見返した。

「よく見ろよ、この写真には結界が写ってない」

「えっ?」

床に落ちた新聞紙にあちこちで人が群がる。




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