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日は昇り、日は沈む
第3章 ひなた村事情2
次々と明かされる真実に、住民は呆然とマサ爺を見つめた。

「いずれみな忘れる。これからこの村に一大事が起こるかもしれんが、それも一時の事で、いずれは忘却の彼方じゃ、ほっほっほ」

――物忘れにも程がある!

責任逃れの物言いに、皆が同じことを心で怒鳴った。

だが丸男は違った。

「すげえ、俺達って特殊能力があるんだ。それに、この村は特別な村なんだ、だろ?」

「そ、そうよね、だって人には見えない結界に守られているんだから」

丸子が丸男の意見に飛びついた。

「その通りじゃ、丸男、丸子、大事なのはそこじゃ、そこそこ」

マサ爺が丸男の頭を撫でた。

「えへへ」

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