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日は昇り、日は沈む
第5章 ひなた村一大事2
「そうですよ。その日は定休日で、私達は二人きり、日が暮れるまでここで素晴らしい時間を過ごしましたよね」
「……、そうだったか、な?」
小首をかしげたフミの笑顔がひきつった。
「フミさんあなたのお陰で、私はあの信じられない朝日と夕日をここから撮ることが出来たんです! あなたはあの日、私の人性を変えてくれた素晴らしい女性です。思い出しました、たしか、私はあの日のあなたを忘れられなかった筈だ」
「でも、すっかり忘れていましたよね。でも、それでも私、嬉しい!」
なんとなく感動しているよそ者達の視線と、完全に冷めきった住民の視線の両方を無視して二人は駆け寄った。
「……、そうだったか、な?」
小首をかしげたフミの笑顔がひきつった。
「フミさんあなたのお陰で、私はあの信じられない朝日と夕日をここから撮ることが出来たんです! あなたはあの日、私の人性を変えてくれた素晴らしい女性です。思い出しました、たしか、私はあの日のあなたを忘れられなかった筈だ」
「でも、すっかり忘れていましたよね。でも、それでも私、嬉しい!」
なんとなく感動しているよそ者達の視線と、完全に冷めきった住民の視線の両方を無視して二人は駆け寄った。