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日は昇り、日は沈む
第5章 ひなた村一大事2
「色白なところよ!」

「なに?」

住民達が顔を見合わせた。

「それだけ?」

「そうよ!」

マサ爺の好みと似てるな、とタカオは思った。

顔も悪くないし、それにしても……

「そ、そいつはどうみても60代のおっさんじゃないか!」

今のマサ爺の言葉には皆が同意した。

「悪いの?」

「もっと若くて色白の男はたくさんおる! そんな腹の出た白髪の……」

「お父さん、私はお父さんが60歳の時の子供よ! お母さんは35歳だったじゃない!」

「……」

皆の同意は崩れ、誰一人反論できなかった。

「そんな事より日が沈むわ」

レポーターの月野がしみじみと呟いた


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