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日は昇り、日は沈む
第5章 ひなた村一大事2
店内を見回したタカオは、赤や黄色、緑色にオレンジ、そして青の滴の着ぐるみが、ぺちゃんこになって脱ぎ捨てられているのを見つけた。
「マサルくん、ちゃんと撮れてる?」
月野レポーターの声に「ばっちりです!」と肩にカメラを担いだままOKサインを出す男。
「あの野郎……」
マサ爺は恋敵を憎々しく思いながら、杖で丸男をバシバシ叩いた。
「皆さん、やめてください! こんなに良い人達を騙してそれでも人間ですか!」
夢見太郎が怒りを露わにした。
「そもそもお前が悪いんじゃ!」
「申し訳ありません。なにも覚えていなかったんです。覚えていたら、こんな素敵な村、そっとしておいたのに……私とフミさんの為に」
「マサルくん、ちゃんと撮れてる?」
月野レポーターの声に「ばっちりです!」と肩にカメラを担いだままOKサインを出す男。
「あの野郎……」
マサ爺は恋敵を憎々しく思いながら、杖で丸男をバシバシ叩いた。
「皆さん、やめてください! こんなに良い人達を騙してそれでも人間ですか!」
夢見太郎が怒りを露わにした。
「そもそもお前が悪いんじゃ!」
「申し訳ありません。なにも覚えていなかったんです。覚えていたら、こんな素敵な村、そっとしておいたのに……私とフミさんの為に」