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日は昇り、日は沈む
第5章 ひなた村一大事2
いつの間にかゆるキャラそれぞれに丸子ら女性陣が入り、報道スタッフのカメラの前でポーズを決めている。

なんなんだこれは……

「今までの努力が水の泡じゃないか……」

お祭り騒ぎのような店内で、タカオはがっくりと膝を落とした。

「タカちゃん、すまんなぁ」

タカオの肩を叩き、マサ爺がフミと夢見を睨んだ。

「フミ、もうあれしかないぞ」

「え?」

「こうなったらもう、あの手を使うしかない」

「まさかお父さん」

「あの手って?」と夢見が二人を交互に見た。

「アンタにも手伝ってもらう」

わいわい騒ぎ続ける200人を横目に、3人はレジに向かった。


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