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日は昇り、日は沈む
第6章 ひなた村の太陽
「そうね、これでよかったのよ」

「でも私は大嘘つきになってしまいました」

夢見太郎が肩を落とした。

「なあに、この村のみんなが知っとる。アンタは嘘つきなんかじゃないってな。ほっほっほ」

「お父さん……」

フミが嬉しそうに笑った。

「お父さん……」

夢見も笑った。

「アンタの父親になった覚えはないわ!」

「いい加減に太郎さんの背中からおりなさい!」

「いやじゃ!」





タカオは海岸まで歩き、携帯を取り出して月を撮った。

月の光が海を照らし、波音とともに白くきらきらと輝いている。


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