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手を繋ごう〜愛憎II〜
第2章 お勉強の時間
萌の気持ち良い部分を刺激し、萌は

「んっ…」

と、ビクンビクンと体を痙攣させる。

トロン…とした目で見る萌に、誠が

「気持ち良い?」と吐息混じりの声で聞く。

コクン…と頷く萌に

誠は「可愛すぎてもうヤバイ。俺どーしたら良いんだろ…」
両手を顔に当てて言った。

「か、可愛い?」

そんな事言われた事がないと言う様な顔をして誠に

「そうさ…。俺、萌が可愛すぎて可愛すぎて食っちまいそうで食っちまいそうで、もうどうにもなんなくなって、線引いたんだ。」

「そ、そうだったの?」

「ああ…、なんかみんなしてえっちな雑誌とか見てるしさ…。
小学校の時、水泳一緒だろ。
萌の水泳服姿見て、煩悩の塊になって、変に意識しちまうし、どう接したら良いか分かんなくなっちゃったんだ…」

「なのに、なんで痴漢なんてしたのさ。」

「なんか話しかけようとしたら、夏服だったからブラジャーとか透けてて、なんかいつの間にか…」

「触ってたの?」
「うん。」
「…………。」

もう、何を言いたいか、何を突っ込んで良いか分からない萌。

「付き合っても、なんか、こう、むしゃぶりつきたくて仕方がなくって、萌をいぢめまくって、それで我慢してたんだけど…今日はノーブラだし、ノーパンだし…触ったら直に感触があるから、…タカが外れちゃって……」

どうやら、この1ヶ月我慢に我慢を重ねたが、誠の自分の願望に、真綿を首に絞めるような状態になったのが今らしい。
そして、萌に怒られた…萌はそう解釈した。
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