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手を繋ごう〜愛憎II〜
第15章 動き出す思惑
「あはは、ちょっとボーッとしてただけかな?」
そう取り繕うように唯は言うが、
(本当にそうか…?)
と、疑問に思う。
唯は
「じゃあ全体練習始まるから!」
と、手を振るのを見て、誠は手を振り返した。
そして
(あぁぁぁっ!萌に買うプレゼントで亮先輩に相談しなきゃ!!)
と、誠は
「亮先輩!」
と、亮に話し掛け始めていた。
一方萌はと言うと、
(ど…どうしよう〜…)
と、笑顔で話し掛けてくる豊に困惑をしていた。
何故なら唯が何かしら萌に対する態度が変わったのを受け、唯に面目が付かない…そう思ったから。
「でさぁ〜、あのドラマって、多分もうちょいで犯人が見つかると思うんだけど、どう思う?」
そんな会話にも
「そ、そうね、見つかりそうだよね」
と言う様な表面上の会話しか出て来ない。
そんな時
「榎本くん!」
萌と豊が振り向くとそこには唯の姿があった。
キッとこちらを睨み付ける表情に
(誤解だよ…どうしてそんな顔するの?いつも、唯ちゃんそんな表情した事ないじゃない…)
と、萌は悲しく思う。
豊は唯に
「どうしたの?」
と、言って行ってしまったため、またポツンと一人。
今までは唯も会話に入って話をしていた筈なのに…。
俯いているとカンナが
「大丈夫?萌?」
と聞いて来る。
萌は笑顔を作り
「大丈夫です!」
と、答えたものの、
「唯、榎本くんの事好きなんだもんね」
と、返ってきた。
「どうして知ってるんですか?」
そう萌が答えたのに
「なんとなくね。感じるものがあって…」
と、カンナは言う。
そうしたら、唯の突然変わった態度は、豊に告白されたのを知られてしまったため?
萌はぐるぐるとし始める。
そう取り繕うように唯は言うが、
(本当にそうか…?)
と、疑問に思う。
唯は
「じゃあ全体練習始まるから!」
と、手を振るのを見て、誠は手を振り返した。
そして
(あぁぁぁっ!萌に買うプレゼントで亮先輩に相談しなきゃ!!)
と、誠は
「亮先輩!」
と、亮に話し掛け始めていた。
一方萌はと言うと、
(ど…どうしよう〜…)
と、笑顔で話し掛けてくる豊に困惑をしていた。
何故なら唯が何かしら萌に対する態度が変わったのを受け、唯に面目が付かない…そう思ったから。
「でさぁ〜、あのドラマって、多分もうちょいで犯人が見つかると思うんだけど、どう思う?」
そんな会話にも
「そ、そうね、見つかりそうだよね」
と言う様な表面上の会話しか出て来ない。
そんな時
「榎本くん!」
萌と豊が振り向くとそこには唯の姿があった。
キッとこちらを睨み付ける表情に
(誤解だよ…どうしてそんな顔するの?いつも、唯ちゃんそんな表情した事ないじゃない…)
と、萌は悲しく思う。
豊は唯に
「どうしたの?」
と、言って行ってしまったため、またポツンと一人。
今までは唯も会話に入って話をしていた筈なのに…。
俯いているとカンナが
「大丈夫?萌?」
と聞いて来る。
萌は笑顔を作り
「大丈夫です!」
と、答えたものの、
「唯、榎本くんの事好きなんだもんね」
と、返ってきた。
「どうして知ってるんですか?」
そう萌が答えたのに
「なんとなくね。感じるものがあって…」
と、カンナは言う。
そうしたら、唯の突然変わった態度は、豊に告白されたのを知られてしまったため?
萌はぐるぐるとし始める。