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手を繋ごう〜愛憎II〜
第26章 刺激とゆったりした五日間
『まこちゃん、どうしたの?』

そう言ってゆうは出た。

「今、忙しい?「

『休憩中。』

その言葉に

『ちょっと今時間作って貰っても良い?』

と聞く。

別に構わないわよと言った所で

「萌が今不安が強くなっちまって、朝方に変な夢見てうなされたりとか、俺、求められちゃうんだけど、大丈夫かな、あいつ」

その言葉に

『うぅん、それは仕方がないことね…。まずは榎本くんは捜索願を、出す事にしたから、それ伝えちゃって?』

と、ゆうは言った。

「もうそこまで話がいってるのか?」

と言う言葉に

『私はもう出しちゃっても良いと思うけどね』

と苦笑いしながら

『萌ちゃんが今根本的に思ってる不安は、あなたがいなくなること。いなくならなきゃ良い話よ。』

と言う。

「や、それは重々承知はしてるけど…」

と言う言葉に

『あと、アロマ焚いて寝たり、あ、あなた方揉めた時に、お紅茶出したらすんなり寝てくれたわよ」

と言うゆうに

「どんな紅茶?」

と聞く。

『すごい高いお紅茶だから、別の、お手軽なもので良いとは思うわよ。ああ…私、良いお店知ってるから、アロマの精油とかも売ってる所だし、後でメール送っておくわ』

と言う。

「ありがとう、わかった」

じゃあ、と、切ろうとしたら

『今のまんまで良いとおもうわよ』

と、誠にゆうは言う。

「だ、だって、ゆうちゃん、そんなシちゃったらダメって…」

と言う言葉に

『その中でもあなた方頑張ってた。ちゃんとお約束守れたしね。』

とゆうは言う。

「そっか…」

と、どこかホッとした気持ちになり誠は安心する。

『今、すごく不安なんだね。ってハグしたり、そんなスキンシップで女の子は安心するものだから。それもきっとあなたとかお母さんくらいにしか見せてない筈』

と、クスクスと笑う。

「取り敢えず、安眠出来るようにしてみたりしてみる」

その誠の言葉に、うん。と相槌を打つゆう。

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