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手を繋ごう〜愛憎II〜
第26章 刺激とゆったりした五日間
あれから、ゆうに教えてもらった、お茶や、アロマポットなどを買って来た。
結構値段は高い…と思っていたのに、安めに設定してあり、ここならまたこれるかも…と思いながら、今度はレンタルDVDを借りた。
夕方から誠はバイトだが、それ以外は、休み。
一歩も外を出歩くな。と言われている為、この際、見倒してしまえ…と、萌と誠のカードで10本借りて来た。

夕方に紘は誠のバイト先へ行き、波留と夏子と3人で萌の家に戻った。

「お茶してく?」

と誘ったが、断られ、萌は、早速買って来たアロマポットに精油を垂らし、電気式な為、そのまま、パタン…と、萌のママが帰って来るまで寝ていた。

やはり、緊張や不安が強かったのだろう。
体と心が和んで行くような気が、萌にはしていた。


カチャカチャ…と皿を洗っていながら、時計を見る。

22時過ぎ。

(もうちょっとで帰って来るかな…)

と、考えていた所で、パタン…と言う音がした。

(あっ!帰って来た!)

と、気分が盛り上がる。

玄関の所ののれんをジャラ…と開け、

ふぃー…とため息を吐きつつ、

「ただいま」

と、誠が帰って来た。

萌以外誰もいないことを知ると

「おばさんは?」

と、聞きながら、服の下から手を伸ばし、もう一度ふぅ…とため息を吐き、もみもみ…と、ブラジャーをあげ、萌の両胸を揉んでくる。

「ちょっ、まこちゃん!」

と、怒ろうとしたら、

「いつもの萌だ…」

と、ポソッとどこか安心した声で言う。

「…やっぱり、私、ちょっとおかしかった?」

胸を揉んでいる誠に聞くと

「不安なんだろうなぁ…って思ってて。このままだとすれ違いとか起きそうだったみたいで、波留に諭されて、ゆうちゃんにお店教えてもらって行って来たの。」

それに萌が

「そうだった…んだ……」

と、萌は振り向き、軽くキスをして

「ありがと…」

と、誠を抱き締める。

「あとで、ご褒美くれたら良いよ…」

なんて、言っていたら、

「あらぁ〜!ラブラブ!!」

と部屋から早苗がやって来た。
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