この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
some more storys
第5章 井上 翔太
俺も…そうだ。
俺が好きになる相手には、別の好きな男がいた。
大阪にきてから好きになったの辻本さんだけだけど、その前も、そういう事が多かった。学生時代は彼女もいたけど、本命と付き合えたことは少ない。
もっと、カンタンに、俺のこと好きになってくれる子を、俺も好きになれたらいいのに。
フツーの恋愛がしたいだけなのに。
なんで、いつもうまくいかないんだろう。。。
思考が纏まらない。
ピザの味はほとんどわからなかった。
「井上くん…?なんで、泣いてんの…?」
小鳥遊さんの、驚いた声に、思わず我に帰る。
いつの間にか、頰に涙が伝ってて、俺は、顔を隠した。
うわぁ〜、最悪。
超カッコ悪ィ…
何泣きながら食ってんだよ。
「スミマセン…なんか、ちょっと自分と重なってっていうか。いや、俺は騙されたわけじゃないんですけど。俺も、前に失恋したから。」
「そうなん?」
小鳥遊さんは明らかに驚いた顔を見せた。
「井上くんぐらい男前やったら、女のコが放っとかへんと思ってた。」
「そんなことないですよ。彼女に至らない女友達作るのは、得意なんですけどね。本命には、素直に向き合えないっていうか。要するにガキなんです。大阪に配属された時から好きだったヒトが、居て…」
俺は自然と、辻本さんの話を始めていた。
俺が好きになる相手には、別の好きな男がいた。
大阪にきてから好きになったの辻本さんだけだけど、その前も、そういう事が多かった。学生時代は彼女もいたけど、本命と付き合えたことは少ない。
もっと、カンタンに、俺のこと好きになってくれる子を、俺も好きになれたらいいのに。
フツーの恋愛がしたいだけなのに。
なんで、いつもうまくいかないんだろう。。。
思考が纏まらない。
ピザの味はほとんどわからなかった。
「井上くん…?なんで、泣いてんの…?」
小鳥遊さんの、驚いた声に、思わず我に帰る。
いつの間にか、頰に涙が伝ってて、俺は、顔を隠した。
うわぁ〜、最悪。
超カッコ悪ィ…
何泣きながら食ってんだよ。
「スミマセン…なんか、ちょっと自分と重なってっていうか。いや、俺は騙されたわけじゃないんですけど。俺も、前に失恋したから。」
「そうなん?」
小鳥遊さんは明らかに驚いた顔を見せた。
「井上くんぐらい男前やったら、女のコが放っとかへんと思ってた。」
「そんなことないですよ。彼女に至らない女友達作るのは、得意なんですけどね。本命には、素直に向き合えないっていうか。要するにガキなんです。大阪に配属された時から好きだったヒトが、居て…」
俺は自然と、辻本さんの話を始めていた。