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第7章 北川 樹
部屋に入った時はちょうど15時頃で。遙にはおやつのロールケーキと紙パックジュースが運ばれて来てたけど。俺も昼カップラーメン1個食っただけだったから腹が減って。ちょっと抜けて近くのコンビニでパンとおにぎりを買って来て食った。
遙は2時間ごとくらいにヒロキに母乳をやっていて。まだちゃんと出ないみたいで、病院が用意した粉ミルクを哺乳ビンで作って飲ませていた。遙は乳首弱くて。セックスの時、俺が乳首をいじると感じてすげぇセクシーになる、んだけど。赤ん坊に吸われるのは平気みたいで。優しく微笑んで乳首を咥えさせる。
ヒロキも一所懸命て感じで、小さな手を胸に添えて、口をもぐもぐ動かしていた。

18時を過ぎると病室に夕飯が運ばれて来て。
面会時間ギリギリまで居よう、と思ってたから、遙が飯を食ってる横でヒロキを触る。恐る恐る人差し指を近づけると、きゅ、と小さな手で握ってきた。
俺の人差し指を、掴むように握る小さな手にはちゃんと指が5本あって、爪も関節もある。人形みたいに小さいのに、こんなところもちゃんとヒトなんだな…と当たり前のことに妙に感心してしまった。
夜20時近くなって、看護師が面会時間は20時までですので〜、と釘を刺して行った。
俺ははい、と返事して。遙をそっと抱き締める。
遙が求めるように俺の顔を両手で挟むから、応えてキスをした。

「…じゃ、また明日、な。」

「うん。おやすみ。」
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